内入れ金とは何ですか?金融用語はさっぱりなのもので…

内入れ金とは何ですか?金融用語はさっぱりなのもので…

住宅ローンをコツコツと支払い続け数十ヶ月。先日、内入れ金(うちいれきん)なるものを請求されました。内入れ金とは、一体どのようなものなのでしょうか?審査を通ったことでホッとして、それ以降の流れによく目を通していなかったのです。返済額以上の金銭を請求されてしまうのでしょうか?

金融用語に於ける内入れ金(うちいれきん)とは、簡単に言ってしまうと

返済額から一部先払いされる金銭

のことです。

内入れ金は別名で内入(うちいれ)や内金(うちきん)とも呼ばれ、しばしば挙式や披露宴会場の本予約の際に支払う料金と混同されがちです。確かに似通っていますが、基本的に金融用語のそれとは別物だと思っておいた方がよいでしょう。

それ以外には一部繰上返済とも呼ばれており、その名の通り、返済額の一部を先にお支払いする仕組みですので、内入れ金が返済額に上乗せされた金銭だといったことは御座いません。中間金や手付金と言った方が、意味が伝わりやすいかもしれませんね。

その性質上、内入れ金が支払われれば企業等との契約解除は不可能となります。メリットとしては、毎月の返済額に含まれる元金部分の累計を内入れしていくので、その回数分、返済期間の短縮と利息の免除が適用されます。

しかし、内入れ金には別途手数料が生じてしまいますので、その分は確かに「返済額以外の上乗せ」であると言えますね。ですが、月々の返済額から見ても微々たるもの。決して一方的に不利益だけを被るものではありません。ご安心下さい。

金融用語の基礎知識 内入れってどういう意味?

どこの業界でも同じですが、金融業界にも業界用語や専門用語がたくさんあります。知らなくても困るものではありませんが、キャッシングの時などに分からない用語があると不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんので、業界用語や専門用語も少し解説しておこうと思います。

いくつもある専門用語から今回は「内入れ」という言葉をお教えします。

内入れとは、借入金の一部繰り上げ返済を意味します。借入金には元本と利息部分がありますね。利息は毎月など約定された期日毎に支払わねばならないものです。利息だけ支払っていても元本は全く減らない訳で、通常は利息とは別に元本を返済期間に合わせて分割して支払う約束になっていると思います。

これとは別に、例えば予定外の収入があった時などに普段の約定通りの元本に追加して元本の一部を返済することを内入れと言うのです。元本が減ることで利息も減るので間接的に総返済額を圧縮することができます。

これとは別に返済が遅れている時などに、とりあえず一部だけでも入金の時も「内入れ」という表現を使います。本来の意味とは違いますが、この使い方も広く使われているようですので覚えておくと良いかもしれません。

通常の内入れの意味ではコンビニのATMなどで返済できるキャッシングの場合、1000円からでもATMに入金できますので、少し余裕がある時にこまめに返済していくと気づいた時には大きな違いになっていることも多いようです。

内入れ返済は覚えておいて損のない制度だと思います。

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