短期融資とは一体何ですか?無利息キャッシングとの違いは

短期融資とは一体何ですか?無利息キャッシングとの違いは

私は以前、返済を滞納→借りて返すの連鎖に陥り、最終的に自己破産をしたブラックリスト登録者です。先日、町で「短期融資承ります!最近ブラックリスト入りした方でもOK!」という貼り紙を目にしました。破産免責からまだ2年。僅かながらも、その一文に目を奪われてしまったのは事実です。短期融資とは、一体どのようなものなのでしょうか?よく宣伝で見る無利息キャッシングとは別物なのですか?

短期融資とは、

基本的にヤミ金業者のサービスを指します

町中の貼り紙であれば、99%はヤミ金業者のそれだと見て良いでしょう。金融機関の無利息キャッシングサービスとは、全くの別物です。確かに、ブラックリスト(正しくは信用情報機関の事故情報)登録者でも審査をパスできるという利点はありますが、融資後は法外な利息を請求されてしまいます。先ずは短期融資で利用者の飢餓感を煽り、長期融資へスムーズに移行させる。それがヤミ金業者の手口です。

ヤミ金業者の利息については、ほとんどの方がご存知でしょう。出資法から逸脱した利息を利用者に請求し、暴利を貪ってきます。身の丈に合った金銭感覚を模索しながら、大人しく事故情報の掲載期間終了を待つのが一番の得策ですね。

それでも我慢ができないか、急な入用に見舞われた場合は、ヤミ金業者ではなく、親族や知人を頼りましょう。どんな事態に陥ろうとも、ヤミ金業者とは関わりを持たないようにして下さい。法外な利息を請求されるだけでなく、住所や電話番号といった個人情報まで握られる…こんな恐ろしいことはありません。

金融用語の基礎知識、短期融資とは?

短期融資は文字だけ見れば短い期間の融資と言う意味ですよね。「多少借りたって少しの間なら利息も知れているし問題ない、大丈夫だろう」なんて思ったあなたは危険への第一歩を踏み出しています。

どこの業界でも同じですが、金融業界にも業界用語や専門用語がたくさんあります。知らなくても困らないかもしれませんが、痛い目にあう可能性もあり得るのが今の世の中です。特にお金に関わる話は知っておいた方が良いのではないでしょうか。

短期融資は闇金の手口の一つです。

電信柱などによく「ブラック歓迎」「誰でも貸します」などと書かれた張り紙がされていますが見たことはあるでしょうか?多くの場合、そこに電話をすると以下のような話が持ち出されます。

ああ、あなたにもお貸しできますよ。ただ、信用情報が少し良くないので短期融資で信用を付けて下さい。そして3万円などの融資が行われるのです。

たかが3万円ですが、これの利息が法外なものになっていて闇金の多くは1週間で1割、店によっては1週間で10割などのやとんでもない利息で契約させられてしまうのです。

3万円を借りて1割ならば1週間後に返すのは3万3千円、10割であれば6万円になりますね。これを全額返すことが出来れば傷も浅くて済むのですが、短期金融の業者は全額を返済さえないという手段をとることが多いのです。

3万3千円は、1週間で1割ならば翌週は3万6千円以上、10割であれば6万円になります。2週間後には4万円と12万円、3週間後には・・・と雪だるま式に増えていってあっという間に返済不可能な金額になるという訳です。

ですから、短期融資などと言う言葉を聞いたら怪しいと思って下さい。そして、きちんと免許をとって営業している消費者金融の会社に相談してみることをおススメします。

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